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2007年3月 5日 (月)

vol.1 人は何故病に罹るのか

    過ぎたるは及ばざるが如し

 人は、その大切な人生を楽しく、美しく有意義に過ごし、幸福に天寿を全うする。筈である。
 そうである人と、そうでない人がいる。その大切な時間を無駄に過ごしたり、その殆どを病院のベッドで過ごす人もいる。
 人は何故病に罹るのか。病は厄介である。
 苦痛を伴なわない病は少ない。大抵は苦痛を伴なう。
 なりたくて病人になる人は少ない。大抵は病人になりたくない。
 人の病は痛くない。人の病は蜜の味…嗤っていると、やがて病に罹る。その時、その人の痛みが分かる。
 仕事をし過ぎると病に罹る。遅かれ早かれ病に罹る。過労は病への登竜門、否、地獄門。仕事をしなさ過ぎると病に罹る。全ての機能が働かなくなり、世間からも見放される。怠くら病は厄介病。世間の鼻摘(つま)み。
 人の話を聞かないと、耳が聴こえなくなる。耳が怠けていると、怠けた分だけ聴こえなくなる。
 人の悪口ばかり言っていると、喉が潰れて喋れなくなる。
 人を蹴飛ばすと足が動かなくなる。
 他所(よそ)の奥さんに腰を使うと腰砕けになる。
 悩みの多い人は少ない人より病に罹りやすい。悩みの深い人は息をするのを忘れている。息苦しくなって、ハッと気づき、深い溜息をつく。息を溜めると血の流れが悪くなって病に罹る。息を溜めずに金貯めろ。金も溜め過ぎると病になる。厄介である。厄介者は嫌われる。過ぎたるは及ばざるが如し。
 人は何故悩むのか。無くて七癖、七悩み。有って百癖、百悩み。
 人は誰しも大なり小なり悩みを持ったり抱えたりしている様である。外形から始まって内面、過去から始まって現在、果ては生きているかどうかも分からんのに、十年二十年先の事で悩む。   厄介なものですねえ― つづく。  

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第一章  航  海

人は生まれ やがて――死ぬ
長く短い人生(とき)を――生きる

出会いがあり 別れがある
好もうと好むまいと 出会い別れる
出会うべき時に出逢うべき人に
出会うべく出会う

人は縁(えにし)の舟に乗り
川を漕ぎ やがて海に出る
海は優しく 怖く
小波 大波 時化(しけ)を漕ぎ 港に辿り着く

人は港から港へと乗り継ぎ
やがて航海を終える
それぞれの旅を終える

それぞれの人生が其処(そこ)にある

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