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2007年3月 6日 (火)

vol.2 心の輝いている人には化粧は要らない

 外形を変えて悩みが解消した、という人がいる。果たして解消されたのであろうか。自分では醜いと思っていた鼻を整形して、すっきりとした鼻になった。ところが、他とのバランスが崩れて妙な顔になった。鼻だけで言えば、スッキリ御満悦。周りの人は、前の鼻の方が愛嬌があって親しみ易かったという。
 それではと、眼の整形をする。眼と鼻のお隣り同士はスッキリとして、御本人は御満悦。そうすると、眉毛と口が余計眼と鼻に融(そぐ)わなくなった。眉と口組、眼と鼻組が喧嘩をおっ始めた。どちらも一歩も譲らない。周りの人は、その妙な喧騒な顔を見て、「気味が悪い」と近付かなくなる。
 こんちくしょう!と、眉と口もいじくる。見事な美形になった。周りの人も親友までも居なくなった。表情が変になり、性格と顔が一致しなくなったのである。愛せなくなったのである。
 それでも御本人は御満悦。付き合う世界を変える。整形の顔とは知らない人達は、美人だ美人だと外形で近付いて来る。御本人は有頂天。ところが矢張りあっという間に去っていく。何か味気なく暖かみを感じないからだ。元来、本人の持っていた優しさや気配りが、チヤホヤされる事によって失われていったのである。
 外形と内面は釣り合うように出来ている。勝手にいじくればバランスを崩す。整形によって形を変える事は出来ても、それが真の美に繋がるとは限らない。何もかも変える事は出来ない。
 眼の玉は整形出来ない。眼の玉は化粧出来ない。人と対話をする時、その相手の眼を見る。見ない人もいる。余程疚しい事があるからだ。普通は相手の眼を見る。見れば直ぐ分かる。心が輝いていなければ澄んだ綺麗な眼にはならない。眼の玉は嘘をつかない。
 狸のお化けの様に眼の周りをケバケバ塗ったくっても、眼の玉は綺麗に見えない。眼の玉はその人の心を映し出している。無駄な努力である。
 心の輝いている人には化粧は要らない。化けて装う必要がないのである。眼の綺麗な人は顔も綺麗なのだ。世の中お化けが多いですねー
つづく。

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