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2007年3月17日 (土)

vol.13 人間は他の動物に劣る

 自我欲に生きると病に罹る。遅かれ早かれ病に罹る。
 人を不幸に陥れると、やがて病に罹る。やがて不幸になる。その罪の重さに比例して病に罹る。
「自分の為のみに生きては駄目だ」というと、反論が殺到する。はてさて……。
 どうも人間という動物には競争や闘争の好きな人が多い。多過ぎる。
 血湧き、肉躍(おど)るというのか、競争・闘争となると活き活きして来るのである。どうして、そんなに勝ち負けに拘(こだわ)るのでしょうか。勝っては歓喜し、負けては悄気込む勝負の心理。勝っては相手に優越感を抱き、負けては屈辱感に苛まれる。それによって勇気や根性が養われる。不撓不屈(ふとうふくつ)の精神が培われる、という……。はてさて面妖な。養われて培われるのは勝とうという闘争心だけである。やがて戦争へと向かう恐ろしさに気付いていない恐ろしさである。
 他の動物達は自分や家族を護る為に闘い、生活、生きる為に襲い、糧を得て生き延びる。其処にひたすらなものがある。自然の摂理がある。
 
 どうも人間は自分の持ち物に満足せず、他人の物まで欲しがる人が多いようだ。どうも他の動物のように、その日暮らしが出来ない人が多いようだ。
 いつまで生きているか分からないのに、人の物を奪ってでも十年、二十年、百年先の糧まで備蓄しようとする。そうしないと安心出来ない、という心の貧しさである。
 必要以上の金を欲しがる醜い人間が多い。こういった馬鹿は、その馬鹿さに、その醜さに気付くまで、時間が費かる。否、生きている間に目覚める事もなく、今生を落第して、冥土にいってしまう人も多い。せっかく与えられた今生での命、今生での修業を無駄に費やして終わる……愚かな人間の如何に多い事か。次元の低さというより病、大いなる病である。
 
 食欲、性欲、海水浴、じゃない快睡欲。この、動物界の無くてはならない、生きる為の三原欲。この三つの欲は、ある程度満たされなければなるまい。仙人ではあるまいし、霞を食って生きる事は普通の人では出来ない。餓死してしまう。
 生きる為の最低限の条件、三原欲は生きとし生けるものの権利であり、自然界の摂理である。
 ここからが問題だよ―― つづく。 

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