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2007年3月30日 (金)

vol.16 我欲のエネルギーを他欲のエネルギーに

 言葉を言葉で憶えてはいけない。そこから伝わって来るものを、心に刻まなければならない。心に沁み込ませる――それが心にメモを取るという事である。でなければ身に付かない。何の役にも立たない。
 自分の為にする勉強は、それ自体が我欲であり、人にとっては「害」である。
 人の役に立つ為の勉強は、それ自体他欲であり、人にとっては「感謝」となる。
 「我」と「他」では天と地ほどの差がある。
 我欲を取るのは、本当は、そんなに難しい事ではない。取ろうとするから難しい。坊さんのように、修業すれば修業するほど難しくなり、自滅するか諦めてしまう人が多い。
 我欲(I.MY.ME)を取るには、我欲を少なくするには、その分他欲(YOU.YOUR.YOU)を多くすれば良い。または、我欲のエネルギーを他欲のエネルギーに転換すれば良い。我欲に生きて来た人にとって素晴らしい発見になるだろう。今迄とは違う感覚を味わうだろう。真の喜びを知るだろう。
 我欲の喜びは束の間のものであり、他欲の喜びは深く広く、永遠のものである。真の幸福を掴む事が出来る。病気にはならない。病が発生しない。発生する原因がない。
 
 人は何故病に罹るのか――。
 風邪は万病の元という。馬鹿にしていると他の病を併発し、やがて死に至たる。
 風邪は心のすきま風、油断していると忍び寄ってくる。邪まな風が吹いてくる。邪まな心に吹いてくる。風邪を引いたら即反省して、自我欲から他欲に転換しなければならない。そうすれば大病に到る前に回復する事が出来る。
 人は何故病に罹るのか。人への愛より、自分への愛が深いと、その分、病を生み、繁殖させてしまうのである。「不幸にも病に罹る」という事はない。有り得ない。全て、自ら原因を造っているのである。
 勝手に風に乗って不幸はやって来ない。全て、自分の裡なる、自分が吹かしている風(風邪)なのである。
 邪まなるものは、自分の中に停どまらず、風に乗って人に移ってゆく……害である。
 逆もまた真なり。他欲に満ちたその愛は、風に乗って人に宿り、人々を幸福にする。素晴らしいエネルギーである。
 病に罹ってしまったらどうするか――つづく。

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