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2007年10月11日 (木)

vol.44 縁を大事にすれば円が従いて来る

 人は人の役に立って、初めて人間と言える。自己の利益のみを大切にする輩は人間とは言わない。言えない。
 自分の欲望を満たす為なら手段を選ばず、物品のみならず人命をも平気で奪う輩は野獣である。背広にネクタイの猛獣が巷に溢れている。今や世の中は無法状態、安全と言い切れる場所は何処にもない。先進国と言われている国程、酷い状態なのである。
 今や世界は道徳も秩序も荒廃し、一体何時の時代に戻っていくのか。
 時の経過に連れて、経済も文化も進化を遂げ、人間の生活はどんどん快適になっていなければならない筈だ。人間の精神も進歩して、素晴らしい人間関係が築かれていなければならない筈だ。
 幾多の工夫と破壊を重ね、繰り返しの淘汰を経て、今や理想の世界に近付いていなければならない……筈だ。一体どうなっているのか。進歩に進歩、発展に次ぐ発展を遂げている筈が一体何処へ行こうとしているのか。誰かが歯止めを掛けなければ、地球はどんどん破滅へと突き進む。
 日に日に、凄い勢いで人間が、人間自らが地球を腐らせている。
 どうすれば良いか。先ず、我々一人一人が己の内にある獣と闘わねばならない。
 我欲という獣を退治して、人への想い、愛を培養しなければならない。そして、手を繋ぎ輪を広めて行かねばならない。
 生活に必要なのは“円”生きて行くのに必要なのは“縁”である。
 生活に金は必要であるが、それが全てではない。それ丈では生きて行けない。
 金に心を奪われてはいけない。地獄に堕ちる。
 縁を大事にして、人の為に行動すれば、やがて円も従いて来る。円が先行して縁は従いて来ない。従いて来たとしても、それは偽物である。貴方に従いて来るのではない。貴方の持っている円に従いて来てる丈である。貴方から円が失くなれば、忽ちの中に縁も居なくなる。
 金の切れ目が縁の切れ目であるが、元々そんな縁は始めから腐っている、腐れ縁なのである。
 人は皆、弱いものである。だが、弱い儘(まま)では生まれて来た意味がない。
 先ず、己の内にある獣を退治する所から、着実に始めよう。
 内なる獣。その醜い汚い猛獣と真向から戦争開始である。  つづく。

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