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2007年11月15日 (木)

vol.48 自分以外は全て勉強である

 人はそれぞれ宿命という、その人だけの条件を持っている。その人が今生で生き、死す迄の箱、パッケージを持っている。良きも悪しきも、誰も同じ事の出来ない、個性を持ったパック、人生である。素晴らしい生を与えられ、今生で生きているのだ。だから、人と自分を比べ落ち込んだり良い気になるのは、ナンセンスなのである。比べようがないものを比べても、何の意味もない事を知れば気楽になれるだろう。そんな暇が有ったら、自分以外は自分ではないのだから、非常に珍しいものと思い、自分に取り込んでいく様にしよう。
 自分以外は全て勉強である。自分ではないのだから。
 人は気が合うと、気が合った同士という事で直ぐに仲良しになる。自分と考え方や趣味、その他色んな事が似ているという事で、とても良い友達になる。そういう仲だから一生親友同士かと思うと、仲々そうでもない。何時の間にか喧嘩別れしていたり、お互いに嫌いになったり、なんとなく自然消滅している事が多い。何故だろう……。
 趣味や考え方が似ていると言っても、それは似ているのであって、全く同じ物ではない。似ていても違うものなのである。仲の良かった友も、やがて、それに気付き意見が合わなくなり、自分の意見を通そうとお互いに譲らず喧嘩になる。
 或いは、自分の方が劣っているとひがみ、自分の方が優れていると軽蔑する。絶交が待っている。
 人は、気が合わないと仲良くならない。仲良く所か会い度くもない。極端に嫌いな場合は、一生顔も見たくない。その人の名前も聞きたくない。虫酸が走る。何故だろう……。
 趣味や考え方が違うと、その人に腹が立つ。その人が自分の思い通りにならないから嫌いになる。その人の思い通りになりたくないから、衝突して喧嘩になる。
 一生分かり合えないで終るかと思うと、そうでもない。衝突して喧嘩した事に依って、自分に無いお互いの良さを発見する事が結構多い。自分に無くて、相手に有るものをお互いに認め、尊敬し、求め合うようになれば、これは一生続く。
 虫の好かない人、全く趣味の合わない人、会って話す意欲の湧かない人、そういう人達に敢えて近付いて見よう。自分の先入観念や教養が、その想定の範囲を越えて、又は覆されて、意外な展開が貴方を待っている。
 妥協は要らない。喧嘩をする積りでぶつかって見よう。  ―つづく。

 

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