« 2008年1月23日 | トップページ | 2008年1月25日 »

2008年1月24日 (木)

vol.54 人は皆、五十歩百歩である

 輪廻転生――人は人として生まれ、修業し、そして没す。時を経て、又生まれ来る。その転生を繰り返し乍ら、その人間性、次元を高め、やがて頂点――神となる。
 人は人としてしか生まれ転(かわ)らない。人は犬や猫や狐や狸にはなれない。又、犬や猫達も決して人間に生まれ転る事はない。それは宿命であり、どんなに望もうが他のモノになる事は出来ないのである。又、人は一人一人別の魂を持っている。否、一つ一つの魂が、限り有る肉体を借りて今生を修業し、その肉体の破壊や滅亡、消耗に依って来世に向かい、又肉体を借りて修業にやって来る。
 人が他の動物や植物になれない様に、人は他の人にもなれない。他の人に生まれ変わる事は出来ない、有り得ない。それが天の摂理である。絶対の摂理である。
 どんなに愛する人がいても、その人にはなれない。又、どんなに愛されても、その人に代わって上げる事は出来ない。皆、別個のモノである。人は皆違うのである。
 何十億という今世に生きる人間……その個性はその儘何十億と有って、同じものは一つも無いのである。
 血液型で性格や運勢を決める馬鹿がいる。たった四つしかない型に何十億の人間を嵌めて了うのか? たった四通りしか生き方はないのか? たった四通りしか性格はないのか!
 星座や干支で運命を決める馬鹿がいる。たった十二通りしか運命はないのか。
 人の未来は、一分一秒先も分からない。天も分からない。天も分からないものが――何故分かるのか、何故予言出来るのか。有り得ない。
 運命は人それぞれが創るものである。何十億人が、それぞれの個性で判断、決断し、一秒一分を進み――一日に到るのである。人の将来を、来年はこうなる再来年はああなると、勝手に占うものではない。人の心を掻き乱すペテン師である。人の心の弱さに付け込む詐欺師である。姿を見れば判る。化物の姿をしている。
 人は他の人には生まれ転れない。人は自分の魂を何度も転生しながら磨いていくしかないのである。今世が小学生であれば来世は中学生となって、続きを勉強する。一足飛びに大学生にはなれない。小学生で怠けていれば、来世も留年して小学生から始まる。特例は無い。宿題を忘れれば、宿題をしない限り先へは進めない。誰も代わりに宿題はやって呉れない。例えやって貰えたとしても、身に付かないから先へは進めない。 
先へ先へと――つづく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年1月23日 | トップページ | 2008年1月25日 »