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2008年8月 1日 (金)

□ 命の輝き

vol.76 愛は奇跡を起こす

 人の命は一分一秒先も分からない。分かった様な予言をする輩はインチキである。だから今が大事なのである。今が、今日が全てである。明日を考えず今に生きる事が大事なのである。さすれば今日すべき事は自ずと決まって来る。
 今日出来る事をする。今日出来ない事、今出来ない事は遣りようもない、当り前の事である。
 今日一日の命を、麻雀やパチンコやゴルフに使う人はいないだろう。今日一日の命なのに、土地や車を買いに行く人はいないだろう。
 逢っておきたい人がいるだろう。お礼を言いたい人がいるだろう。今日出来る事をして上げたい人がいるだろう。
 今日が最期と思えば、人に尽くす事が出来る。人に感謝する事が出来る。貴方の命が輝く。魂が磨かれる。
 今日が最期と思えば物に執着しなくなる。物欲が無くなる。その欲のエネルギーが人への欲に転化して注がれる。人への欲が強力なものとなる。人への欲、即ち愛である。
 愛は奇跡を起こす。色んな奇跡を起こす。
 物の欲に邪魔されていた、その人の本当の価値が発掘される。命が光り、輝き始める。その光が、どんどん輝き周りに希望と勇気を与えた時、その人は、貴方は素晴らしい人になっている。次元の高い愛の権化となっている。
 
 或る日の事である。私は九州の宮崎に居た。私の話を聞きたいと四十人の男女が集まっていた。私は一方的に説教っぽく、高い所から喋るのが嫌いなので、いつも通り飲み食いし乍ら、雑談風に会話を交わしていた。色んな意見に同調したり、間違いを正したりし乍ら楽しい時が過ぎてゆく……。
 そんな中、一人の中年男性が「私の知り合いに、どうしても助けたい、治って欲しい人が居る。何とかして頂けないでしょうか」と、縋る様に訴えて来た。
 何と、その助けたい人とは踏切りで車毎電車に撥ねられ、車はグチャグチャになったが、本人は九死に一生を得たという。
 長い入院の後、退院出来たが首や背骨、腰が不自由になった侭だという。医者は「これ以上は良くならない」と匙を投げて了ったらしい……(つづく)

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