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2008年8月29日 (金)

vol.80 悪くしたものが自分であれば良くするのも自分である

 物事には必ず原因が有って結果が有る。その結果は当然の結果である。
 癌になるには癌になる理由が有る。
 Sさんは奥さんが癌末期であると医者から聞かされた。突然の不幸に頭が真っ白になった。
 暫くの沈黙の後、Sさんは「私から妻に言います」と言って医者に頭を下げた。
 妻の所に告げに行く中で、
“原因は私の中にある、私の責任だ”と何度も言い聞かせた。
 振り返って見ると順調な経営の裏に、家庭をないがしろにして来た自分があった。
 もっともっと家庭を大事にしていれば、例え癌に罹っても早く気付いてやれた筈だ。良い気になって自分勝手に生きて来た罰だ。医者は手遅れと言っている。医者には頼らない。自分と妻と息子で癌を克服する。絶対に妻を助ける。
 Sさんは静かな口調で妻に癌を告げた。
 妻は一瞬「えっ」と小さく驚いたが「あ・そう」と静かに呟いた。
 Sさんはニッコリして「頑張って治そう」と優しく言う。妻もニッコリ笑って「うん」と頷く。
 それから二・三日して、私の会に何となく暗いSさん夫妻の姿があったのである。
 涙乍らのSさんのスピーチは反省、反省の山である。そして、やがてスピーチは反省の山を幾つか乗り越え乍ら、妻への感謝、力を合わせて頑張ろうと励ましの言葉に変わって行く。それを受けた妻は泣くのを止め、静かにマイクを持った。
「癌になったのは私の責任です。御免なさい。夫や子供の為に今死ぬ訳にはいきません。絶対に治して見せます。これからは何事も中に仕舞い込まないで、言いたい事は全部言います。良い奥さんになろうと頑張ってたんです。そして癌を作ってたんです。これからは夫にもバンバン文句を言います。思い切り喧嘩もします。息子にも遠慮はしません。今日は帰ったら息子に「癌」だと言います。やっと決心がつきました……。」
 拍手が起こる。会場の暖かい拍手が鳴り止まない。
 その翌日から私のお祓いが始まった。病が重い程、罪も重い。天罰という名のお祓いは想像を絶する痛みを伴う。命懸けでないと我慢は出来ない。治らない。
 五回のお祓いでSさんの癌は転移していた所も全て、跡形もなく消えた。
 家族が一丸となって、お祓いの力を借りて治した結果である。
 不条理ではない、当然の結果なのである。
 悪くしたものが自分であれば、良くするのも自分である。
 三次元の医者では到底理解出来ない事である。  つづく。

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