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2009年5月25日 (月)

隆明の小言・戯言・独言(こごと・ざれごと・ひとりごと)

1. 時には嘘も必要か

 人間、隠し事もなく、正直に生きられたら何て素的だろう。
 何事も遠慮なく、言い度い事を言い度い放題言って、人生を過ごせたら何て素晴らしい生涯だろう。
 然し、それは自分の、自分丈の楽しい人生かも知れない。自分丈の幸福感かも知れない。
 隠し事なく遠慮のないその言動が、全て人の為、相手の為のものであれば、それはその人を成長させ、幸福にし、やがては自分をも幸福にする。例えそれが人に嫌われる事になろうとも、恨まれる事になろうとも、何れ解って貰える時がやって来る。それが本当の愛である…が、人間仲々そう上手く行く人は少ない。
 折角、親切に言ってやった積りなのに「余計なお世話だ」と、腹を立てられたり、その人に良かれとした事なのに逆恨みされ、暴力で返される人も少なくない。
 成長したい成長したいと言ってる人程、それならばと弱点や悪所を指摘してやると、傷付き寄付かなくなるものだ。非常に矛盾している。折角のチャンスなのに勿体ない事である。
 だが、そういう人達を見捨てる訳にも行かない。徐々に、少しずつでも縁が有る限り、成長させなければならない。
 どんな人でも弱点や悪所ばかりではない。強点や良所の部分もある。先ずその点を誉めて上げながら、少しずつ、柔らかく、弱点や悪所に触れて行く。そうすれば心を開き、素直に、指摘や指導を受入れる様になる。
 時間は費かるが着実に成長する。

 時には嘘も必要になる。
 その人を伸ばす為の、その人を幸福にする為の、手段としての嘘は有効である。時には真実よりも、真実となる。
 何にしても嘘を吐かなきゃならんのは面倒だね――
 呉々も御他愛の為に、今宵も巷に繰り出すか。

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