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2009年6月 1日 (月)

隆明の小言・戯言・独言(こごと・ざれごと・ひとりごと)

2. 何事も程々かな
「人間、欲が無いと生きて行けない」と言うが、それはそうだな。生きて行く事、そのものが欲だからね。歩く事も見る事も、聴く事も食う事も、眠る事も生き度いと思う事も、死に度いと思う事も皆、皆欲だから本当の無欲は此の世に存在しない、存在する筈の無いものなんだな。
 だから、存在しないものだから、喜びも怒りも哀しみも楽しみの感情も生じない。
 自然の大気の中に融け込んだ塵の様な存在。風の無い風、無風という風、存在。自然の中に融け込んだ塵、風の存在が「神」なんだな。目に見えないものなんだ。
“在るけれども見えない、見えないけれども確実に居る”
“確実に在る、それが神”なんだな。
「宗教なんかに入らなくとも、これが解かれば何も要らない、宗教に入る事そのものが欲なんだよ。多少の依存は良いが、気触(かぶ)れちゃいけない。埋(のめ)り込んではいかん。思う壷(つぼ)である。悪い宗教家に骨の髄(ずい)までしゃぶられる。
 生きる事そのものが欲なんだから、欲はそれなりに必要なものなんだ。だけど、欲張り過ぎると不幸になるよな。自分の器というものを知れば不幸にはならない。
 自分の器が湯呑み茶碗なら、その器にバケツ一杯の湯を注いだら、溢れ出て、その湯で火傷をするのがオチだ。
 沼に鯨は生息出来ない。沼という器に鯨を放り込んだら、沼の水は溢れ出てカラッポになって了う。
 器以上の欲はその人を滅ぼす事、請け合いだね。
 人に対する欲も程々が良いね。子供の幸福を願って期待し過ぎると、子供の負担になり、却って子供が不幸になる。親も不幸になる。
 何事も程々が良いね、何事も匙加減かな…。
 自分への欲は人へのそれの三十パーセント位が、程良い加減かなー、と思う今日この頃だね。うん。

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