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2009年9月 9日 (水)

隆明の小言・戯言・独言(こごと・ざれごと・ひとりごと)

8. 酒は飲めなくても酒場は楽しい

 仲間と行く酒場は気心の知れた同志が多い。嫌いな人と飲んでも面白くない。酒が旨くない。仲良し仲間は飲めば飲む程盛り上がる。良い酒だ。嫌いな同志の酒は不味い。やがて喧嘩になる。喧嘩をする為に飲む様なものだ。悪い酒である。
 スナックやBARで仲間と飲むのは二~三人迄が良い。それ以上になると、仲間で盛り上がり過ぎ、他の客の迷惑になる。自分等丈の会話で盛り上がり過ぎ、貸切り状態の様になり、他の常連客が不愉快になる。決して良い客達とは言えない。多人数なら別にスナックやBARである必要はない。自分等で盛り上がるのだから、居酒屋でもカラオケBOXでも、料理屋の座敷でも誰かの家の居間でも良いのだ。
 スナックやBARは人と人との触れ合いの為のスペースである。二~三人の仲間と行っても仲間丈で喋るのではなく、他の客とも仲良くするのでなければ意味がない。
 気心の知れない人達との会話は興味深く、どんな言葉が飛び出すか、予測がつかない、だから面白い。どんな答が返って来るかと期待してると、想像以上の素晴らしい答に吃驚したり、正しく自分と同じで共鳴したり、的外れの答にガッカリしたり、と人それぞれで面白い。楽しい。
 酒場は幕のない劇場である。酒場ではシナリオのないドラマが展開する。
 酒場には本の物語にはない生の物語がある。本の感動とは違った、生きた感動がある。酒を、会話を楽しみ乍ら親交を深め、酒場の夜は更けてゆく……。その素晴らしい夜は、その糧は明日へのエネルギーとなる。
 酒を飲めないからと、誘われても断る人が多い。そういう人は当然友が少ない。
 話す機会も時間も少ないから人との付合いも浅い。会話が練れないから人間味も浅く、薄い。同じ人生なのに勿体ない、不幸である。
 酒は飲めなくても良い、飲める必要もない。
 酒を飲めないと酒場に行ってはならぬという法律はない。酒が飲めなくとも酒場は充分に楽しい。ウーロン茶でも良い、ノンアルコールの飲物は沢山ある。アルコールなしでも雰囲気や会話で、充分酔う事が出来る。
つづく

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