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2009年10月17日 (土)

隆明の小言・戯言・独言(こごと・ざれごと・ひとりごと)

11. 良い酒と悪い酒
 酒を飲むと荒れ、悪口憎言を吐き、止めても止まらず、余計酷くなる人が結構いる。其処に居合わせた人は大迷惑である。
 酒は“気狂い水”という人がいるが、そんな訳はない。酒を飲んで狂うのは一握りの人である。“気狂いに刃物”の例えの様に“気狂いに酒”なのである。
 では、元々気狂いであったのか。元々気狂いで、酒を飲む事に依って本性を現わしたのか。否、酒を飲んで荒れる人に、元々乱暴横暴な人は殆どいない。元々乱暴横暴な人は、酒を飲まなくても普段から正気で、乱暴横暴なのである。だから元々なのだ。
 では、普段日常何でもない人が酒を飲むと、何故豹変するのであろうか。
 日頃から常に良く喋り、明るい人に酒癖の悪い人は少ない。喋り上手で喋り好きで、人懐こくて親切な人に酒癖の悪い人は殆どいない。
 何時も言い度い事が言えて、人にも好かれる人にストレスは溜まり難い。
不満や苦悩を溜めずに発散するのが上手い人は、酒の飲み方も上手い。大抵の人はストレスを溜め過ぎない。ストレスの少ない中に酒を飲み、楽しく飲む事に依って、その日のストレスは吹っ飛び、明日に残らない。それが上手な酒の飲み方である。
 良く喋り良く笑う酒は、人を喜ばせ自分をも幸福にする。
 酒を飲んで良い方に向かう人は、酒の力を借りて普段の二倍、三倍も陽気になり、人をも楽しくさせる。 
 
 反対に悪い方に向かう人は、酒の力を借りて、普段には全くない、別人の様に豹変する。人に絡み、悪態をつき、暴れ…酔い潰れる迄止まらない。自分のコントロールが出来ないのである。こういう人は普段大人しく実直で、人の事許りを気にし、ビクビクピリピリしている人に多い。言い度い事も言えず、不平や不満が積もって体中ストレスが充満している時に、酒を飲ませると何うなるか。酒の量が増えるに従って酒が利いて来ると、遂にストレスというガソリンに火が点き、大爆発を惹き起こす。
 
 悪い酒は、その人の性格と環境が原因で惹き起こす現象である。気の弱い、自滅型の人に悪い酒が多い。自分に自信の持てないマイナー志向の人に悪い酒が多い。
 芯から人を愛せない、自己中心型の人に悪い酒が多い。何うすれば楽しい酒、幸福な酒、良い酒に出来るのか……  つづく。

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