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2010年5月10日 (月)

隆明の時事考現 2

2. 日本絶滅の暗示

 戦勝国アメリカは、焦土と化した敗戦国日本を占領し、統治下に置いた。天皇制日本は、いとも簡単に、いとも素直に、それを受け容れた。鬼畜米英と罵った相手に媚びを売ってまで従った。日本は完璧にアメリカの属国と化したのである。
 民主主義、合理主義を受け容れた日本は、その長所・利点の恩恵を授かり、目覚しい発展を遂げて来た。凄まじい迄の成長――そして、現在。たった六十余年で経済的にも文化的にも世界のトップと並ぶ存在となった日本……。
 だが其処には、その過程には大きな大きな落とし穴があった。それは真逆様に落ちていく、底の無い地獄の穴である。
 民主主義、合理主義の恩恵を受けた日本は、その代償として一番大事なものを失くして行ったのである。拝金主義に歯止めが効かなくなった日本は、マネーゲームに溺れ、そのバブルの崩壊に依って、失くしたものに気付く。取り返しの付かないものを無くして了ったのである。この侭だと地獄の辛酸を舐める時代が続き、やがて日本は崩壊する。破滅する。

 利益優先は、人々をどんどん“欲”の世界へ誘い、金金金と金が一番大事なもの、金さえ有れば何でも叶えられると信じ込ませて行く。金の為には手段を選ばぬ輩が、バイ菌の如く繁殖し、世の中を百鬼夜行、魑魅魍魎、修羅の場と化して行く。
 そして、今…。
 利己主義、自己中心、自分さえ良ければ他人はどうでも良い。一にも二にも三にも自分、自分が最高の人間になり度い、と自己愛の頂点へ登り詰めようとする。それが浅ましい、醜い、人間として、否動物としても最悪の姿である事を知りもしない、知る由もない、現代日本の風潮……嘆き、悲しむ価値もない日本人がどんどん増えている。
 一方で、愛に満ちた人も仲間を増やしつつある。ボランティアのネットワークは地球規模で拡がっている。この輪がどんどん大きくなって、恐ろしい悪魔を撲滅しなければならない。
 地獄の悪魔は身内を食い潰す。親が子を子が親を、夫が妻を妻が夫を殺し、家族の破壊と家庭の崩壊は、どんどん突き進む。
 日常茶飯事の殺戮は日本の絶滅を暗示している……
 今日も又、何処かで家族が殺し合っている…… 

                                                        つづく。

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