« 2010年7月7日 | トップページ | 2010年9月30日 »

2010年9月 8日 (水)

隆明の時事考現 7

7. 救世主は一人もいない

 人は生まれる可(べ)く生まれ 死す可く死す
 人は、その限られた時間を何(ど)う生き、何う過ごすか…
 何う生き何う過ごそうが終わりがやって来る。別れがやって来る。その取り返しの付かない、期限付きの人生を何う生きるか……
 人を騙(だま)し、裏切り、蹴落とし、嘲(あざけ)り、憐(あわ)れみ……自己中心の自分丈良ければ良い人生を、何の躊躇(ためら)いもなく生きる人がいる。
 人に優しく、時には厳しく、人の事を我が事の様に喜び、悲しみ、励まし、人の幸福を願い乍ら生きる人がいる。同じ時間である。
 自分の為の人生……それは小我小欲である。人の為の人生……それは大我大欲である。
 今の世の中、今生は小我小欲に毒され、世は末相を呈している。人災は天災を呼び込み、地球は崩壊滅亡へと歯止めが利かなく、烈しい勢いで全滅に向かっている。
 小我小欲という悪魔の威力は猛威となって全人類を食い潰し、地球を無毛の地にして了う。此の悪魔に叶うものはない。核、細菌兵器も及ぶものではない。核や細菌は人間の身体を蝕み生命を奪う怖ろしい兵器であるが、もっともっと怖ろしいのはそれを造る人間である。小我小欲の悪魔である。此の悪魔は人の心に巣喰い、蝕み、忽(たちま)ちの中に蔓延(まんえん)させて行く、恐ろしい兵器である。

 その昔、政治家は公僕であった。己れを滅し、肉体も精神も全て国の為、国民の為に費やす。全てを国、国民に捧げ、それを喜びとする事、それが公僕だったのである。
 今の政治家にそんな者は一人も居ない。居たらとっくに日本は救われている。今の政治家に坂本龍馬は居ないのである。つい最近「俺は坂本龍馬だ」と公言した馬鹿がいたが、あーあ…。
 私利私欲、名誉欲と権力欲、政治とカネという悪魔に憑(と)り付かれた連中は政治家ではなく、政治屋である。
 今の政治屋に救世主は居ない。一人も居ない。純粋に永田町に入った者も、見る見る中に国会の汚水に呑まれ、やがて唯の政治屋に成り下がる。これからはどんどん不正が暴(あば)かれ刑務所が満員になるだろう。
 そんな政治屋を食いものにする寄生虫もいる……  

                                                            つづく。

| | コメント (0)

« 2010年7月7日 | トップページ | 2010年9月30日 »