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2010年12月 3日 (金)

隆明の時事考現 11

11.パールハーバーにしてはならない

 一触即発の危機にある事を、近年折に触れ、警鐘して来たが、その一触が遂に起きて了った。北朝鮮の独裁者は手に負えないサタンである。馬鹿を越えた狂気の悪魔である。此の一触は未だ小競り合いだが、大戦争にも繋がる、恐ろしい一触なのだと云う事を、世界の人が脅威を以て認識しなければならない。
 此の一触は嘗(かっ)ての、あの怖ろしい大戦争を思い出させる。暴走する大日本帝国陸軍は、日本を強力な軍事国家にする為に、悪魔の道を突っ走っていた。近隣国に難癖をつけては反抗させ、それを理由に、正義の名の下、侵略を繰り返していたのである。
 時の政府は近衞内閣、首相は近衞文麿。それ迄に二度首相を勤め、此の時は三度目であったが、政府の議事や意向、決定を無視して暴走する陸軍に、為す術もなく身を退いた。
 其処に付け込んだ大国アメリカが日本を潰しにかかる。理由は幾らでもある。
 世界を乱す日本への制裁が始まる。アメリカを中心とした連合軍は兵糧攻めから始まり、周りの国への支援と、次第に日本を孤立化させていく。

 先の見えない馬鹿陸軍は
「神国日本に負けはない。売られた喧嘩は買ってやろうじゃないか」と、アメリカの離れ小島、ハワイに奇襲をかけた。まんまと罠に掛かったのである。
 赤児の手を捻るより簡単な罠である。蚊に食わせた程度の痛手を理由に、大義名分を作り、太平洋制圧に乗り出したアメリカ…

 北朝鮮は嘗ての日本陸軍と同じである。どうせ負ける喧嘩である。尊い人民の命を犠牲にする前に、今、白旗を挙げ、銃を捨て政権を民に還し、民主の国にしなければならない。
 大政奉還である。徳川幕府が、徳川慶喜が無血で政権を返上した様に、北朝鮮が、金正日が無血で国連に国権を委譲し、潔く身を退く事である。それが国を救う事であり、我が身を護る事でもある。罠に掛かってはならない。ヨンピョン島をパールハーバーにしてはならない。何の罪もない、尊い尊い人民を、国民を犠牲にしてはならない…
                          つづく。

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