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2010年12月29日 (水)

隆明の時事考現 13

13. 轢(ひ)き逃げ犯人よ、出頭せよ!

 悲惨な事故が多過ぎる。交通事故に火災、それに水害。一寸した注意を怠り、防ぐ事も出来た筈の交通事故に火事だが、起きて了うと大変な悲惨を生む。取返しのつかない、尊い命が奪われる……
 人間は咄嗟(とっさ)の時に、その本性を現す。轢き逃げ事件が多い。故意に、計画的なのは別にして、交通事故は過失に依るものである。なのに、何故轢いた人を放置して逃げて了うのか……。その被害者が死ねば、過失致死から殺人となり、極悪犯人として警察から追われる事になる。何故逃げる。
 人は咄嗟の時に、その本体が現れる。被害者に駆け寄り、その容態を見て、救急車を呼び、出来得る限りの手当をし乍ら救急車を待つ人と、人を轢いて了ったショックで茫然となり、被害者に駆け寄る事も出来ず、遂には怖くなって逃げ出して了う人と……大きな違いである。雲泥の差である。生き様が斯(こ)ういう時に証明される。
 何時も人の事を想う人、人の幸福を願う人と、何時も自分優先の、自己愛に満ち満ちた人生を送っている人との差は、斯ういう時に具現する。どんなに裳おうが、どんなに隠そうが、咄嗟の時に全てが暴(あば)かれる。
 轢き逃げの未解決事件が多過ぎる。被害者が未成年、幼い子供ならば、あまりにも悲惨極まりない。逃げるとは何事だ!
 手当をすれば助かったかも知れない。轢き逃げは最も卑劣な殺人である。我が身だけを護る身勝手な行為…許せない、絶対に許せるものではない。未(いま)だに犯人が探つからず、何年も何年も苦しみ地獄の生活をしている両親の無念……計り知れない、計れる訳がない。
 犯人よ、直ちに出頭して罪に服せ! 御両親に詫びよ! 幾ら逃げ果(おお)せたとしても、罪は消えない。逃げても逃げても苦しさは増す許りである。苦しむ所(どころ)か腹で舌を出してる最悪の悪党には、天罰が下る。最高の天罰が下る。何度生まれ転(かわ)っても地獄の人生を送る。
 早く出頭して、反省と許しを乞う毎日を監獄で過ごさねばならない。さすれば、その罪は今生で許される。来世に持ち越さずに済む。
 犯人よ、出頭せよ!  

                                                     つづく。

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