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2011年6月28日 (火)

隆明の時事考現 27

27. 破滅がやって来る

 3月11日の被災から100日が過ぎた。
 被災の実態をTV各局や様々な媒体が、克明に仔細に、国中に世界中に毎日報らせて呉れる。
 家族を津波に浚(さら)われ、未だに行方が知れず、瓦礫の前で途方に暮れる人、避難所で体の不自由さと、前の見えない不安に怯える人…の心情が伝わって来る中、復興に向けて立ち上がろうとする、様々な姿もTVに映し出される。
 自衛隊や全国からの派遣警官の、献身的な働き、愛情溢れる沢山のボランティアの活躍……。
 又、一方では瓦礫を漁(あさ)り、金品を盗んでいく輩、募金と偽り国民から詐取する、人間にあるまじき、獣も出没する。
 災害は、種々様々な人間を浮彫にする。
 災害は、被災者も支援者も、無関心な人の心をも露(あらわ)に具現する。それぞれの立場で、それぞれの思惑で、その正体が明らかになる。胡魔化(ごまか)す事の出来ない実体が現れる。
 16年前の私著が、正に今を語っている。

『ホント八百』 P29~抜粋3

 普賢岳災害は犠牲者のみならず、島原地方全体の機能を破壊し、今尚、住民は噴火の止まない麓(ふもと)で恐怖と困窮の極に立たされている。阪神大震災は、物心共に国家的規模で大打撃を蒙(こうむ)り、その対応にモタモタしてる最中の、追い討を掛けるようなサリンの無差別殺人……。戦後の政治、経済、宗教、教育、道徳の過ちのツケが、ドッと襲って来ているのである。そして、世界のあちこちで、狂気が凶器になって大混乱を起こしつつある。今や、世界の、地球の一大危機に突入しているのである。
 今こそ、人類全体が人間性を取り戻さねばならない時に来ている。
 で、なければ間違いなく破滅がやって来る。ホント。

                                           つづく。

                                                    

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