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2011年7月 1日 (金)

隆明の時事考現 29

29. 解体しなければ新しい出発は…

『ホント八百』 P49~抜粋4 1995(平成7年)

 一途に走って来た50年。サリン無差別殺人事件は、その50年の集大成の結果の一つでもある。今、皆が反省する時に来ている。今、反省して、原爆によってスタートした50年にサリン事件を以(もっ)て終わりを遂げなければならない。そして新しい時代に突入するのだ。
 それは解体という作業から始めなければならない。解体しなければ、新しい出発はない。未練たらしく、旧態依然と引き摺(ず)っていたら、益々腐って取り返しのつかない事になる。潔く捨てて、再出発しなければならない。心配しなくともホンモノは残る。
 ホンモノであれば、再成は早い。前より素晴らしいものになる。生れ変わるのだ。それがホントの改革である。
 継(つ)ぎ接(は)ぎの修繕は改革とは云わない。継ぎ接ぎをしていると、阪神大震災のように大きな犠牲を払う事になる。
 新しい家は壊れてはいない。木造の古い、継ぎ接ぎの修繕を繰り返した家屋は全滅しているのだ。これを機に、新しい、丈夫な家が建つ。素晴らしい神戸が再誕する。災害と多くの人の犠牲によって再誕する。口惜しい事である。
 今度の第三次大戦は、終わってから再誕という訳にはいかない。その犠牲は再生不能となる。それは誰でも予測出来る事である。
 どうしたらストップをかける事が出来るか。それは簡単である。簡単であるが故に難しい。先ず我々が、今の時点で、一大反省をする事である。国民総反省である。
 そして、今起きている天災・人災の犠牲を終局にして、自ら解体しなければならない。でなければ第三次大戦という、再起不能の大火傷(おおやけど)を味あわなければならない。もう、分からなければならない。今、分からなければ救われる道はない。
 このまま破滅に向かう事は、毒入りだと分かって餅を食うようなものだ。
 今、解体して心を新たにしなければ、破滅がやって来る。我々は自殺に向かって走っているようなものである。

 ※此の著から16年経った現在、どんどん私の怖れていた事が現実化している。天災人災が容赦なく地球を襲い、天の怒りを抑(おさ)える事が出来ない。今、被害を我が事として、身を粉にして働く人達が増えつつある。この輪が大きくなれば…もしかして     

                                                     つづく。

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