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2012年1月11日 (水)

東隆明のキーワード 8 手を結べば……

8. 手を結べば……

 あの大震災から十ヵ月になる。国内、国外からの至る所から支援、援助の手が差し伸べられている現状ではあるが、復興の道は険しく、遅々として進まない…。それでも一歩一歩進んで行くしか道はない。
Biru1_4  今も荒れた我が家の瓦礫の前に立ち、行方不明の子供達の名を呼び続ける両親の姿がある。
「嘆いてばかりは居られない。嘆いていても失った家族は帰らない。明日に向かって生きよう。元気を出して力強く、前に進むのが亡くした家族への慰めであり、供養なのだ」
 なんて言葉が励ましにならない、寧ろ、虚無感を深め、増幅させる事にも……。
 復旧作業は少しずつ確実に進んで行くだろう。
 だが、復興は難しい。
 Kanpai_3 メンタルを中心とした人々の生活の営み、仕事の充実、活気あるコミュニケーションを復活させねばならない。例え何年何十年懸かろうとも……。

 二十年前の雲仙普賢岳の火砕流を思い出す。
 十年経って、島原市長が完全復興宣言をした。災害以前にも増して見事な町が復興したのだ。人々は強くなった。逞しくなった。
Kaigi_4   何よりも大きく成長したのは、原動力になったのは、支援物資でも政策による復旧工事、作業でもない。一人一人が起ち上がり、自立復興を目指したのである。依存心を捨てたその力が集まり、大きな力となった。災害の度合や立場で、それぞれの集会に別れていたのが、手を結び始め、大きな復興となって行った。そこに復興ビルの存在があった。
                        つづく。

写真上から、復興ビル外観、懇親会の様子、会議の様子

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