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2012年1月31日 (火)

東隆明のキーワード 11 心の熱さ、思いやり

11.心の熱さ、思いやり

 災害時に命辛辛(いのちからがら)避難所に駆け込んだ人達は、その殆どが着の身着の侭、ごった返す混雑の中で、支給された毛布に包(くる)まり、自分の寝場所を探(み)つけ、震え乍ら眠れない夜を明かす。
 3月11日午後2時46分、地震。その30分後にやって来た二次災害は、建物や人を呑み込み、その津波は町や村を完膚無きまでに破壊した。
 つい先刻までは何事もない、平和な風光明媚な海辺の町である。
 この大震災は人々の思い出さえも浚って行った。
 災害時のライフラインは大変である。
 コンビニも商店も何もない。
 
 市や町の職員も等しく被災者である。行方不明者も多い。それでも何とか機能させ、おにぎりを一個ずつ配給出来た。
 そんな壊滅状況に、救世主の如く駆け付けたのはボランティアの人達である。これだけ災害が相次いでいるのに国の対応はボランティアの即応には叶わない。
 ボランティアの愛の救助に計算打算はない。行動が早い。
 取り敢えず駆け付ける。そして、今眼の前にある、今出来る事から行動する。行動しながら次を考える。
 公僕という名の国のお偉方は、政策政争が第一で、我が身を護る事には必死で、国民の為に動くのは第二である。我が身が一番、国民が第二。だから行動が遅れる。公僕ではない自僕である。

 食事が何とか供給出来る様になると、次は衣服である。これは全国から届く支援物資に頼る所が大きい。衣服も続々と届く。着の身着の侭の人達にとって衣服の援助は大いに助かる。 
 東北の3月の寒さは厳しい。そんな中、届く衣服に熱い感謝の念が湧いて来る。「頑張らねば!」という思いが湧いて来る。
 災害から得るものは、
    人の心の熱さ――人の思いやり。
                           つづく。

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