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2014年2月28日 (金)

隆明の思いつくまま9

9.驕(おご)れる者久しからず、地獄に墜(お)ちる

 然し、まあ、失言をする奴が多過ぎる。長年積み上げて来た筈の地位や名誉をたった一言の失言で忽ちの中に、一瞬にして失くして了う。勿体ない事だと思われがちだが、全然勿体なくない。やっと、本性が出たのである。
 本性というものは、幾ら隠しても必ず飛び出す。口から迸(ほとばし)り出る。
 高慢になった時、自分に酔い痴れた時、箍(たが)が弛み緊張感がなくなった時、人がバカに見えた時、思わず飛び出す大失言。
 それは失言ではない。その言葉はその人間の本体であり、本性なのである。正体を現わした丈なんだな。
 今を時栄(ときめ)くスポーツ界の若きスター達を見習えと言いたい。勝って有頂天になって良い時も、負けて悔しさに自棄になっても不思議じゃない時も、その都度のインタビューに応える態度、そのスピーチは見事である。どの子のスピーチも感動する。一つのムラもブレもない。見事なスポーツ精神であり、人間性である。
 人生をスポーツに賭け、一途に懸命に練習に励み、有りったけの力を出し切っての試合……勝っても負けても正直に出るその表情……。
 嬉しさを満面の笑みを以て身体全体で、悲しさや、悔やしさを頬を伝う涙を抑えもせず、インタビューは爽やかである。
 皆、育てて呉れた人や、応援して呉れた人達に感謝の言葉を述べる。
 一人では生きていない、色んな人に一杯の愛を享けている事を、改めて実感し、「ありがとう」と言える。其処に嘘は微塵もない。
 人格の伴わない地位や名誉は、唯、秀でた才能を持った阿呆に過ぎない。
 喧嘩に勝って得意になってる奴は、いずれ負けて身も心もズタズタになる。
 チャンピオンになって驕っているボクサー一家に、説教をしても意味ないが、それでも一言――。
 「腕を磨くのも良いが、心を磨け。人を大事にして自らを鍛えよ。素敵になれ!」と。
 政治家として国の長となる人は、政治に限らず、一個人としても素晴らしい人物でなければならない。が、近年そんな人は一人もいない。国僕、公僕の人は不在である。選んだのは、国民である我々一人一人の責任でもある。
 我々自身が日本を滅ぼそうとしている。今に怖しい事に……
                  つづく。

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